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慈英×臣シリーズ

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以前同人活動をしていたの時にちらりと噂に聞いていた【慈英と臣】とは、これだったんだー!
天才画家の慈英と長野の刑事である臣のラブストーリー。
出遅れましたが崎谷はるひさんの【慈英×臣シリーズ】を読み終わりました。
2007年から続いているシリーズですが番外編を含めまだ完結していないのでまだ安心できません。

以下多少ネタバレ含みますのでご了承ください。

慈英が23才の時東京でのゴタゴタに疲れて当てもなく長野にやって来る。そこである事件に巻き込まれ、容疑者の疑いをかけられることで新米刑事の臣と知り合う。

その後慈英は東京から長野に臣を慕って引っ越して同居し、精神的には結婚したような2人の愛がさらに深まるお話です。
お互いの愛にどっぷり浸るかと思えば不安を抱き何度も確認し、山あり谷ありで発行6年目。慈英は23才から30手前まで来て、臣はそれより4つ上。
見目が綺麗な臣にとって、慈英は慣れ親しんだ今でも何度もかっこいいと見とれる男です。
おっとヘタな解説よりそういう細かいことは本にお任せしましょう。

さりげなく生活感があってお互いの感情が生々しいのがこのシリーズに惹かれる理由なのだと思うのです。
惚れ惚れする美形おにいさん慈英がてんぷら揚げるギャップや、仕事がら武術で鍛えているにもかかわらず華奢な刑事臣はセックスに対して異常な執着(依存症というのか)があるんです。
男娼まがいのことをやっていた積極的な臣と、世の中に対して無関心な天才肌の慈英はセックスに強くていやらしいのが相性ぴったり。
慈英の包み込む優しいセックスはよくなるとどんどん過激になり、言葉もエロくてすごいです。ちょっと意地悪に臣を興奮させるのが上手いんだ、これが。芸術家は色を好むんですね、やはり。
天才が故ちょっと普通でない思考の慈英の独特な雰囲気は不思議な攻めタイプでした。Mな攻めのような矛盾したエロさがこのお話の面白いところだと思います。

今まで読んだBLのHシーンでは一番好きだな。
数ページに渡りかなりねちっこいので、濃いのがダメな方には疲れるかも。このねちっこさがMな攻めというのか。

シリーズ中でも好きなのは【はなやかな哀情】で、よくある記憶喪失モノです。
慈英の記憶喪失に、臣は7年間愛してくれた分があれば忘れられても大丈夫と強がりを言うのだけど、「あいつのなかに、どこにも俺がいないんだ」と思うあたりはつらい本音です。

さらに慈英が失った記憶は全部臣と関係があることばかり。
最後は「ただいま」と言って慈英の記憶は戻るのですが、何故臣に関わる部分だけきれいに記憶がなくなったか、それも臣を愛し過ぎた故だったのには興味ある原因でした。原因が分かった時すごくドキドキしましたね。そんなに好きなんだー、ってね。

とにかく記憶のない慈英が半端なく無情に描けていて心の無さがきつく感じました。その無情さが時折ほどけて苦しむところがたまりません。
また慈英の状況を受け止め、大人に振る舞おうとする臣は必死でかっこよかった。好きだからこそ、と考える健気です。

この後のシリーズでは記憶が戻った慈英のもどかしさと、臣は記憶が戻って上書きされた慈英への愛のあり方に揺れることとなります。
1人の中にいろいろな面があっても結局は同じ本人ということに気付くと愛し方も広くなって気持ちが自由になり納まるところに納まります。

ハングリーで切なくて、ピュアでいやらしく激しい関係の慈英と臣を読むと疲れた自分がほっとします。
しかしこれもあれも蓮川愛さんのイラストで最高にキラキラしちゃうんですよね。イラスト担当してくれてうれしいなー。

番外では慈英の年上のいとこ照瑛(慈英と似ている)と未紘のお話【インクルージョン】も好きです。話しは突っ込みたくなるのですが楽しむには充分です。
個人的に未紘の九州訛りがちょっと邪魔なのが残念かな。言葉に慣れないからちょっと入り込めません。
その分照瑛が大人で逞しく茶目なので差し引きゼロ。

全シリーズ通してですが照瑛と慈英の関係が曖昧な卑猥さがあってぞくっとします。2人のあからさまではない想いって男同士のあやふや感なのか、いいとこ突くなーと思うんです。

コメント一覧

by aludgeEndeall Eメール URL 2017年02月26日(日)00時30分 編集・削除

by MichaelRag Eメール URL 2017年06月20日(火)18時48分 編集・削除

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by AleXHoofs Eメール URL 2017年10月08日(日)12時20分 編集・削除

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by HaljoggidaHok Eメール URL 2021年02月17日(水)15時27分 編集・削除

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by HaljoggidaHok Eメール URL 2021年03月18日(木)18時00分 編集・削除

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by HaljoggidaHok Eメール URL 2021年05月23日(日)20時46分 編集・削除

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