随分前に夢中になって読んだ初BL小説はごとうしのぶさんの【そして春風にささやいて】でした。
ただ挿絵のおおや和美さんが好きでチョイスしただけなのに、それからなだれのようにシリーズを読みました。
そして20年たった今【Staition】で完結。
評価はかなり辛口で、そもそもハッピーエンドではなかったようです。
ようです、というのもそれが辛くて読めない。
容姿も富もスーパー高校生のギイくんはクォーターで在住アメリカの御曹司。2年の期限を親からもらって初恋の一般人タクミくんを追って日本の全寮制高校に入学。
恋が実りいろいろな事件を経て続いたこのシリーズ。
この予想外の終結は、本当に終結なのだろうか?
それとも読者の予想で先に明かりのある終わり方だったのだろうか。
20年に渡る(小説では2年ほどですが)夢という限定期間を知っているギイくんの心情が辛い。
それでも一生タクミくんが好きなのだ。
やっぱりどんなであろうとちゃんと読んで見届けるべきなのでしょうね。
ただ残念なのが去年までとってあった以前のシリーズを全部捨ててしまったことです。
さすがにこのピュアな本にはついていけないなと思い切って捨てた!
まさかここで完結しようとは。自然消滅で未完の方が救われた気がする。いや、捨てたことにじゃなくて。。。。
ギイくんはBL小説の門だったよ、ほんと。