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左大臣 藤原頼長

NHKで本日午後10時から歴史秘話ヒストリアで藤原頼長を放映。

http://www.nhk.or.jp/historia/schedule/index.html

平安時代の栄華を極めた左大臣です。帝もタジタジ。
おお、貴族とのオマケ映像までご丁寧に。

(以下ちょっと修正しました)
頼長より100年ほど前の左大臣藤原道長について有名なところでは源氏物語はこの人のバックアップがなかったら今日まで伝わらなかったに違いありません。
帝に献上するために源氏物語は立派な書物として出来あがったわけです。
「遙かなる時空の中で」の源頼久は道長の屋敷である土御門の警護をしていた武士団です。あの美形ですから道長の目に止まらないはずはありません。夜のお供もお務めの頼久さんです。

藤原道長と似たところで同じ藤原の頼長。時々名前が似ていてどっちがどっちかわからなくなります。

頼長は悪名が高いのですが芸術や雅にも優れた人物は左大臣の素質は充分ですね。恋愛はとくに男色を好み、番組では貴族との関係をはっきり出してるようです。
頼長は男色で有名な貴族です。日記にもそのあたり頻繁に書かれているのですが、その日記がレアでなかなか手に入りません。
「台記」というものなのだけどダイジェスト版がなく訳も古そうで、また人様の日記がどの程度のものなのかと思うと高額ゆえスルーしてます。

平安時代男色は普通のことで特筆すべき性癖でもありません。
しかしボディタッチがどこまであったのかが疑問です。ほとんどがプラトニックという説もあります。しかしその悶々とした部分はお供の若者が処理場だったのじゃないかとも推測するのですが、如何なものか。
政治上の作戦に恋愛問題も絡む時代、相手が不細工でも恋文を書くことだってありそうです。やはりはけ口は側仕えの青少年か?

貴族とは政治が何事も中心であったわけで、宴会も男の集まりでした。時には座敷で自分たちの手料理など披露した酒宴も盛んであったことから意外と男社会だったようです。