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源氏遊び

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ずっと以前から日本史の中で平安時代というのが好きで、また懐かしく思えて何かとその時代に関する参考書を読んでおります。
興味の対象は貴族なのが、それ見ろ的なオトメ嗜好。
のどかでもあるけど厳しい平民の生活も時々想像するもやはり雅に走る愚民です。

この時代を強く意識したのは知人の特殊な能力からの言葉で、ああそういえば・・・と懐かしむ理由が分かりました。
まあそんな大丈夫?と言われそうなくだりはさておいて、やはり時代の目玉といえば源氏物語でしょう。
奇跡の産物と言えるあの物語を題材にというおこがましいのを自覚しつつ何か描きたいと「源氏遊び」をしています。

この絵はまだ光の容貌が男クサいのでもう少しなよやかさのある男顔を探ってます。女々しくない柔らかさが欲しいですね。
数多い恋の相手は男>女!
実際源氏物語でも空蝉の弟の可愛い小君と一夜を過ごすのも当時としては禁断の行為ではないのでさらりと話が進みます。

オリジナルの御伽噺の「男天女」は源氏遊びのウォーミングアップだったのだけど、今後ウェブで公開するかは分かりませんが好きな作品で続けるつもりです。

とうらぶで多少時代物に慣れてきた世間ですが、オリジナルでの時代物は興味が薄いと思うのだけど好きなものは描きたいね。
現時遊びはサイトに上げるとしてもこんなことやってるよー、って感じだと思います。いや、ほんとうにこんなことやってるよなんです。色っぽい光の君が描きたいだけの勢いなんです。

陶酔抱いて・・・更新

だらだらと話が進行してます。
今回の更新だけを切り取るとほぼ全年齢対象OKなページです。
お話が男娼日誌じゃないのでエロばかりというわけにもいかず。
かといってあまり広がって長くなり過ぎないよう気をつけよう。

最近たかが漫画と言ってもかなり正確な資料を基に描く傾向があるのだけど、とくに時代物とかね。メジャーなものでも少し使い方が違うと大騒ぎで即指摘されるようで傍で見ていて厳しいです。
たしかにあまり事実を無視してもリアル感が出ない。
ちゃんと知った上でオリジナルにディフォルメできる才能と見る側も遊びやゆとりが欲しいですね。

興味があるとたくさん資料本買って読むのだけど、忠実に描くと勉強と合わせて時間がないのが現状。そこそこらしく描ければいいや、なことができるのはこっそり趣味で描いてるお陰です。
事実や現実的な見方をするとBLなんて頭っから嘘ですからね。
だれも分かっているのだけどやはり個人差で受け止める尺度が違うからこれはいいけどこれは違うみたいなことが出るのだろうな。

まあ、こういうのも自分の未熟さの言い訳でPL法に対する製造者の安全対策みたいなもんですわ。

堕ちた

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なんだかんだ言ってすっかり堕ちてしまった再びのアルスラーン戦記です。
さすが荒川先生のコミックは迫力あって面白い。
キャラデザインは美貌系の90年代とは違うけどどちらも素敵です。
この前の日記ではその違いぶりにとまどったことを書いたけど読むうちに画力に引き込まれておりました。

pixvに二次創作のようなものを置いてます。
ダリューンは殿下病で重症。
pixiv ID:glamforce
http://pixiv.me/glamforce

ダリューン様を美味しく描きたくて二次に走りました。
新しい連載漫画は3巻までコミックス化されてますがこれもまたどこまで続くのか楽しみと散財は果てしなく平行線をたどります。

ダリューン復活

アルスラーン戦記がTVでアニメ化されてかなりキャラデザインが変わりました。初期のキャラは小説の挿絵とコミックまたは劇場版でキャラが違っていたのだけど、今年のアニメでまた変わって少し呆れる。

1990年代のアニメでは美貌キャラだったのが今は少年コミックらしいキャラになってそれはそれでいいのだけど、ファンの中で好みの派閥が出来てしまうのがちょっと悲しい。
たしかに自分にも好みで分かれるのだけど同じダリューンだと思うと全部愛しいです。
まあ、最初アニメを見たときはなんだこのエラのあるおっさんと思ったけどコミックはそれほどでもなかったし、今は慣れてほっとしてます。

しかし少し前に二次創作でBL禁止だのエロ禁止だのらいとすたっふから禁止令が出たのだけど、説明不足のお詫びがありましたね。
LGBTへの偏見はないということでBLについてはおとがめなく、結局作品を冒涜するような性的なものへの意見でした。
でも銀英伝もそうだけど同人でBL作家さんがキャラデザやれば誤解も出ますよね。てっきり耽美派なのかと思ってました。
自分でもなんでもかんでもエロというのも如何なものかと。それは人に任せるとして、エロなりに着飾らせたくなるのです。
つまらないだろうけどストーリーエロが描きたいよ。
話は戻って、こういうこともあるのだから勝手に二次創作する場合気をつける時もある。
もう一度情報を確認してみます。好きな作品なのでね。

『陶酔抱いて闇に堕ち』

好みだけで描いているコミックです。
すっきりと王道のキャラ。
いいねえ、こういう単純なのはと癒されて描いてます。仕事というストレスにはいい薬です。
ファンタジーはやっぱり楽しいよ。しかしそればっかし続けているとスーツで決めたリーマンが描きたくなる。出てくるものみんなスーツというのも飽きるのだけど、あったらいいなというときめきがいい。まあ現実ないのだけどそれを楽しみに生きているんだ。

巷で急成長したゲーム刀剣乱舞をやる時間ないという悲しさ。
もうGWが待ちどおしい。
蜻蛉切のおにいさんに目をつけつつ燭台切光忠にも食指が動く。光忠がもう少しキモノだったらいいのだけど。
それぞれ他のゲームキャラを思い出させるとうらぶの男士です。
しかし頼忠さんの上いくキャラはなかなか出てこない。本当に頼忠さんってなんという人なんだろう、素敵過ぎ。

タイトルを捕まえろ

やっと表紙終わった。久しぶりにカラーを描く。
最近イラストを描かなくなったんだけど、なんとなくただベタっと描いただけじゃつまらなくて。
かといってうならせるイラストを描く時間もないし、技もない。
このごろのイラストは腕で描くというより技術で描くというCGが先行している。
そういうのって書道はできるのにペン字がヘタみたいなのかもしれない。
どっちもダメな自分は描きたいという気力でもっている。

そして、タイトルが決まらなくてグズグズしてる。

予告

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スーツを描くのが飽きたところで次は、とある国のとある♂×♂の話です。
そんな時に文庫本になってから知った木原敏江さんの『鵺』を再読し、死ネタBLにまた感動したところで武士と若衆の衆道にそそられてます。この『鵺』は漫画の域を超えた文学と言える作品ですね。
木原先生の漫画はただでは済まされない深みがあります。
『鵺』は悲しいくらい美しい青年と少年に涙腺が緩む。

中断している自分の『男天女』も思いっきりの恋をして全てを捨てる覚悟のBLを描こうとしているのだけど最後が描けるか分からなくて止まってます。

話は戻ってとある国の話ですが、そういうのって何でもありなので楽しんでます。だいたいメドはついているのだけど表紙が決まらない。WEBコミックなので要らないといえば要らないのだけどなんか締りがなくて表紙は欲しいです。

男色の日本史

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[男色の日本史――なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか]
等という本を読んでる。著者はゲイリー・P・リュープ という外国人。
よく調べ、よく日本の書物を読んでいるかそれがスゴイ。
内容は江戸時代まで男色は一般的であり僧侶や武士、町民にとって珍しいものではなかったということです。
昔の日本は独特の道徳観念があって色恋については男女の違いをそう意識していなかった、というか無頓着だったのかな。

そういうことや、たしなみや風俗についての研究所でかなりきわどい言葉で説明しています。

風俗や習慣については自分なりに考えたものはあるのだけど、当時のこととしては気分で流れているようでそうたいした理屈はないんじゃなかと思うのです。
そういうのが古代ギリシャ時代の男色(とは言わないのだけど)との違いで、日本では市民権を得た習慣だったと思いたい。

僧侶はやむにやまない下事情で稚児を容認し、武士は男の友情が極まって「葉隠れ」までお作法として書かれ、町民はきれいな兄ちゃんに惚れ。だってしたくても女性の人口がかなり少ないんだもの。

好きになっちゃえば男も女も人間だもの、でいいんじゃないか的日本の男色の文化だといいなあーと。
だから絵や漫画でそういう世界を作ってます。