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江戸の美男子展

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タイトルどおりの情報です。
原宿にある太田記念美術館で8月25日まで開催。
下記リンクは美術館の開催ページ。

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H250708edonobinanshi.html

内容は江戸浮世絵からさまざまな美男子を集めてます。
若衆、二枚目、役者など江戸を彩るイケメン集。
新聞で【武士道とエロス 】の著者氏家 幹人さんのコラムを拝見し奥深い内容に興味湧きました。
男色という禁断の性風俗はまだこの時代は禁断ではなく、ある意味古代ギリシャに似た市民権のある風俗で絵にもなってます。
それは江戸の女性の目にも嫌悪とは映らなかったかったようなおおらかな時代だったようです。

それはともかく。
浮世絵の中の女性より美しい男子。
火消しのかっこいいアニキ。
みずみずしい歌舞伎役者。
男にも女にももてはやされた江戸美男子。
とくとご覧あれなコレクションですよ。

江戸というのは世界でも不思議な時代で、ごみひとつ落ちていない清潔な都市。
それに独特のファッションセンスは今の時代にも通じる感覚。
江戸美というのは日本の誇れる財産だと思うんです。

この展示会の書籍は美術館で通販しているので遠方の方も興味がありましたら是非見てください。
場所も都合がいいので週末にちょっくらいってきますね。

Alfa Romeo

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Endless Waltzで結城の愛車はAlfa Romeo 2uettottantaです。
車好きなのですがAlfa Romeoは乗ったことがないのであこがれます。エンブレムがいいんです。
Porscheのエンブレムも好きでちょっとタイプが似ていますね。さすがドイツ車はブレーキの効きは信頼できます。

キャラを設定する時車のシーンが無くても必ず持っている車を決めています。イメージが掴めるからなんですね、つーか自分のシュミなんだな。
沢渡が乗っていたのはポルシェのターボ。
マキシマは車のシーンがありませんがポルシェのカイエンの黒。
可愛い水谷はクライスラーのPTクルーザーが似合います。ちっちゃいくせにけっこうお値段が曲者なんです。
とまあこんなもんで楽しんでますが、これを書きたくて書いたわけじゃなく本題はこれから。
たまたまAlfa Romeo のジュリエッタをオフィシャルサイトで見ていたらイベントニュースでこんなものがありました。

【第22回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 開催】
http://mondo.alfaromeo-jp.com/eventnews/3506

そのメッセージが良い感じなので貼っておきます。

『セクシュアル・マイノリティを取り巻く環境が急速に変化している昨今。
今年5月にフランスで同性婚が合法化され、映画界ではカンヌ国際映画祭でレズビアンの恋を綴った作品がパルムドール(最高賞)を受賞するなど、その注目は年々高まりを見せています。

そんな中、セクシュアル・マイノリティを題材にした世界各国の選りすぐりの映画を上映する「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が、今年も東京・青山で7月5日から開催されています。
Alfa RomeoはCSR活動の一貫として、2011年にこの映画祭の支援を開始しました。
民族、セクシュアリティ、ハンディキャップを超え、誰もが大切な社会の一員として自分らしく輝ける社会を目指すAlfa Romeoは、「Drive your own Way. Be yourself.」のメッセージとともに、今年もこの映画祭を全力でサポートします。』

企業がこういうことが出来る世の中になったんですね。
しかしこれでますますフランスはゲイの宝庫になっちゃう。

さて写真はこの間遊びに行った丸の内のショッピングストリートです。お気に入りの街で散歩すると日常を忘れる空間です。
カフェの前で赤と白の車が2台止まってますがフェラーリです。まるでフェラーリのデートみたいで面白かった。
いつ来てもカーウォッチングも楽しめる街。 

慈英×臣シリーズ

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以前同人活動をしていたの時にちらりと噂に聞いていた【慈英と臣】とは、これだったんだー!
天才画家の慈英と長野の刑事である臣のラブストーリー。
出遅れましたが崎谷はるひさんの【慈英×臣シリーズ】を読み終わりました。
2007年から続いているシリーズですが番外編を含めまだ完結していないのでまだ安心できません。

以下多少ネタバレ含みますのでご了承ください。

慈英が23才の時東京でのゴタゴタに疲れて当てもなく長野にやって来る。そこである事件に巻き込まれ、容疑者の疑いをかけられることで新米刑事の臣と知り合う。

その後慈英は東京から長野に臣を慕って引っ越して同居し、精神的には結婚したような2人の愛がさらに深まるお話です。
お互いの愛にどっぷり浸るかと思えば不安を抱き何度も確認し、山あり谷ありで発行6年目。慈英は23才から30手前まで来て、臣はそれより4つ上。
見目が綺麗な臣にとって、慈英は慣れ親しんだ今でも何度もかっこいいと見とれる男です。
おっとヘタな解説よりそういう細かいことは本にお任せしましょう。

さりげなく生活感があってお互いの感情が生々しいのがこのシリーズに惹かれる理由なのだと思うのです。
惚れ惚れする美形おにいさん慈英がてんぷら揚げるギャップや、仕事がら武術で鍛えているにもかかわらず華奢な刑事臣はセックスに対して異常な執着(依存症というのか)があるんです。
男娼まがいのことをやっていた積極的な臣と、世の中に対して無関心な天才肌の慈英はセックスに強くていやらしいのが相性ぴったり。
慈英の包み込む優しいセックスはよくなるとどんどん過激になり、言葉もエロくてすごいです。ちょっと意地悪に臣を興奮させるのが上手いんだ、これが。芸術家は色を好むんですね、やはり。
天才が故ちょっと普通でない思考の慈英の独特な雰囲気は不思議な攻めタイプでした。Mな攻めのような矛盾したエロさがこのお話の面白いところだと思います。

今まで読んだBLのHシーンでは一番好きだな。
数ページに渡りかなりねちっこいので、濃いのがダメな方には疲れるかも。このねちっこさがMな攻めというのか。

シリーズ中でも好きなのは【はなやかな哀情】で、よくある記憶喪失モノです。
慈英の記憶喪失に、臣は7年間愛してくれた分があれば忘れられても大丈夫と強がりを言うのだけど、「あいつのなかに、どこにも俺がいないんだ」と思うあたりはつらい本音です。

さらに慈英が失った記憶は全部臣と関係があることばかり。
最後は「ただいま」と言って慈英の記憶は戻るのですが、何故臣に関わる部分だけきれいに記憶がなくなったか、それも臣を愛し過ぎた故だったのには興味ある原因でした。原因が分かった時すごくドキドキしましたね。そんなに好きなんだー、ってね。

とにかく記憶のない慈英が半端なく無情に描けていて心の無さがきつく感じました。その無情さが時折ほどけて苦しむところがたまりません。
また慈英の状況を受け止め、大人に振る舞おうとする臣は必死でかっこよかった。好きだからこそ、と考える健気です。

この後のシリーズでは記憶が戻った慈英のもどかしさと、臣は記憶が戻って上書きされた慈英への愛のあり方に揺れることとなります。
1人の中にいろいろな面があっても結局は同じ本人ということに気付くと愛し方も広くなって気持ちが自由になり納まるところに納まります。

ハングリーで切なくて、ピュアでいやらしく激しい関係の慈英と臣を読むと疲れた自分がほっとします。
しかしこれもあれも蓮川愛さんのイラストで最高にキラキラしちゃうんですよね。イラスト担当してくれてうれしいなー。

番外では慈英の年上のいとこ照瑛(慈英と似ている)と未紘のお話【インクルージョン】も好きです。話しは突っ込みたくなるのですが楽しむには充分です。
個人的に未紘の九州訛りがちょっと邪魔なのが残念かな。言葉に慣れないからちょっと入り込めません。
その分照瑛が大人で逞しく茶目なので差し引きゼロ。

全シリーズ通してですが照瑛と慈英の関係が曖昧な卑猥さがあってぞくっとします。2人のあからさまではない想いって男同士のあやふや感なのか、いいとこ突くなーと思うんです。

Endless Waltz 2 更新

丸々1ヵ月をはさんでの更新です。
更新分出来上がって読み返すと変えたい所がどんどん出てきて今更描き直すことも出来ず見切っております。
時が経つと人の心理が変わるものであの時良くても今はちょっと違う。プロットどおりに描ける事は意思が強いかしっかりしたプロットを作っているのどちらかだろうな。
夜中に書いたラブレターを昼読むととんでもないことを書いているみたいな、その微妙な心の変化に負けている。
そのへんは無料WEBコミックの強みで堂々と更新しちゃいます。結果より描く楽しさなんです。自己満足しかないです。
とか言い訳に苦労してます。

過去を引きずったお話はよくある安易なストーリーなのですが、男だし、現代っ子なんであまり運命とか縁にこだわらないだろうとさすがに赤い糸には触れないようにしました。そこまでファンタジーじゃないのでね。立ち位置として類クンは好き好きでいいのだけれど、結城さんはそういうわけにもいかない。同性の結婚を養子縁組として入籍したら戸籍上お父さんなので子育ての責任があるんですよ。バツイチ子持ち。
結城さんについてはまだ突っ込みがたりなくて説明不足ですね。お付き合いが深まるところで取り入れていきたいと思っています。
ああ、スキンシップまで長い。いちおストーリー漫画なのでネ。

梅雨の晴れ間です

気が付けば今年はもう半分終わる所なんですね。

コミックはCMICSTUDIOで描いてますがその次世代版としてCLIPSTUDIOを時々使ってます。ただしほとんどイラストしか描いてません。まだコミックを描くには不都合が多くて半端なソフトだと思うのです。コミックに対してはまだ開発中らしくしばらく当てにならないようです。
だいたいコミスタで何が不満だったかというと些細なことであって、確かにもう少し効率がいいといいなと思う面もありますがそのままバージョンアップしてくれれば何も問題ないのにな。
わざわざILLUSTSTUDIOと合体させる必要もないのだけど。
そういやペンタブのINTIOUS5は性能良過ぎて反応が敏感で線が微妙にがたがたになります。
ためしにINTIOUS4で描くとしっかりいい線が出るのがなんとなくがっかり。パソコン2台でそれぞれ使ってますがメインをINTIOUS4と交換するのもしゃくです。INTIOUS5は性能がすごくて飛び付いて買ってしまったものだから。
だけどさすがに液晶タブレットは使えませんね。安くなったとはいえ所詮趣味で描いてるだけだし。目の疲労が少ないならちょっとは考えるけど。

コミックの更新が遅くなってますが、だんだんエロが薄くなってるように思えてます。
中身もなくヤルだけというのもすぐ飽きるのだけど、描くのも読むのも飽きる。
ま、タイトルによっていろいろあっていいんじゃないかという事にして落ち付きます。

再び陰陽師

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この間の[岡野玲子版陰陽師]の感想書いてから気が付いたのだけど、何がって違和感に気づきました。
もちろんBLじゃないってことは承知なんですが、妻と子供という生な人間像が違和感感じたなー。
いえケチつけるつもりはありません。あくまで自分の趣味での感想なのでこうだったらいいな・・・という程度です。

晴明が生後数カ月の我が子のとくと陰陽道を説いているのが非現実的なのに、親ばかベタベタな可愛がりは微笑ましいものの。赤子は晴明のあばら骨から生まれなきゃって、アダムとイヴじゃないんだけどそのくらいのロマンであって欲しかった。

そういや妻の真葛は岡野版のオリジナルだそうです。どうりで・・・。
夢枕さんの小説は日常感を出さない為に晴明と博雅には女性をあえて絡ませなかったらしい。それが神秘や謎に効果があったわけです。
もちろん史実では2人とも結婚してますが、フィクションじゃないんだからお話なんだからね。
そういういろんな良くも悪くも面白くって続編を買いました。
紫式部の源氏物語の続編のような宇治十帖みたいなのでしょうか。
それぞれ息子の代まで楽しませてもらいます。

やっと陰陽師

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食わず嫌いで読まなかった本を読んで心改めた本。

BANANA FISH:とにかく評判はいいのだけど絵が馴染めなかった
ベルバラ:上記に同じ。とくに男性でもあの体の細さ!
陰陽師(岡野玲子):やはり絵が馴染めなかった。クロッキーのような漫画っぽくない絵。

上記コミックに平謝りいたします。本が発売されてから数年、いや数十年だってからやっと最近読みました。一度は読まなければと思っただけでけして読みたかった漫画じゃなかったのです。しかし裏切られたなー、いい意味で。自分の凡人さにショック。
絵は好き嫌いや流行りがあるので何がいいとは言えないのですが、読めば絵もセットでよくなります。

この一週間でやっと読み始め、土日でほぼ全巻読破したのは陰陽師。いろいろな不思議な評判があって、後半は夢枕獏さんの『陰陽師』から道が外れ、独自路線で地球物語になってしまったとうこと。平安時代から古代エジプトまで飛びます。
エ?エジプトぉ~。
そう後半は良くも悪くもあくまで岡野玲子版陰陽師。岡野玲子版と付けるだけ良心的ともいううわさもあるこの漫画。8巻目くらいまでは鬼退治のような確かに夢枕さんのお話だったのですけどね。
自分はどっち派でもないので頭をニュートラルにして読むことが出来ました。自分が【面白】ければ問題ないと思いますが、どうなんでしょう。

確かにほとんど陰陽道の解説が多く、晴明があまりに大き過ぎて独り歩きしていますが、それがこのコミックなのだと思う。理(ことわり)のスーパーヒーロー安倍晴明。
読み終わってから理の地球旅行をして、なんかちぃっちゃい自分に疲れたという疲労感。
能面の晴明なのに居るとほっとする。
けして浮ついた気持ちでは読んじゃいけない本です。でないとちっとも面白くないし解らない。
落ち着いたらもう一度読まないと本当の面白みは出ないのでまた頑張っちゃいます。ほんと頑張って読む本です。

漫画の描写は独特で、「漫画」以上のため馴染めない方もいると思います。トーンを酷使してイマジネーションを表現しているのでシロクロはっきりして頂戴の好きな方には眼精疲労起こしそうです。
個人的には面白い描画でとても参考になりました。アシスタントあっての技ですね。【陰陽師コミック化プロジェクト】の大きな壁に圧倒され、漫画の可能性を見させてもらいました。

やはり想像をふくらます以前に基本が、たとえばデッサンとか、しっかり持ってないと違和感だらけになりますよね。それ、胸が痛いです。
陰陽師自体にはそれほど興味はないのだけど岡野さんの晴明はとても興味あるキャラになりました。
ちょっと辛い時あのアルカイックな微笑みを思い出すと強くなれるような気がする。これで強くなれたら漫画ってすごいんだけどね。

とにかく分厚い全13巻のあと2巻の続編があって晴明の息子の話しになってます。【陰陽師 玉手匣】ですが晴明は死んだわけではないようです。ヒトでもないみたいですが。
もちろん早速買いでしょ。

そそられて、つい・・・

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銀座にある黒いキューブのような建物。
そこがAbercrombie & Fitchというブランドショップです。

入口が一見ライブハウスのような感じで、中から聞こえるBGMもライブ感たっぷり。
正面玄関を飾るこの写真にふらふらと誘われてしまいました。
美しい肢体にうっとりながらも興味のないそぶりでドキドキするジブン。
ここのコレクションはDIESELから比べるとリーズナブルですよ。通販もありますのでチェックしてみてね。

Abercrombie & Fitchホームページ
http://ja-jp.abercrombie.com/webapp/wcs/stores/servlet/StoreView?catalogId=10901&langId=-1&storeId=14108

以前TVで拝見した外国のお宅のダイニングルーム。
ファッション関係のファミリーでしたがダイニンヅルームに飾った写真がイカしてました。
まさにこの写真のようなモノクロ上半身ヌード写真がどーんと壁を占領。
かなりきわどかったけどかっこよかったな。その家族の心意気がね。

やってみたいけど、いろいろとなー・・・・・。